ミラドライはマイクロ波を利用し、切らずにわきが・多汗症治療を行う機器です。マイクロ波とは電子レンジ等で利用される電磁波の一種で、水分に反応し熱を発する性質があります。わきがの臭いや汗の原因となる汗腺(エクリン汗腺・アポクリン汗腺)は水分を多く含むため、このマイクロ波の性質を利用することで汗腺を破壊します。破壊された汗腺は再生しないため、その際に得られた効果は長期的に持続します。照射のみで治療でき、切開の必要はないため、手術に比べてダウンタイムは大幅に軽減されて手術の傷跡も残りません。
マイクロ波の熱により皮膚表面を傷つけることなく、臭いや汗の原因となる汗腺を破壊します。またメス不要のため、手術跡は残らずダウンタイムも1~2日程度です。
一度破壊された汗腺は再生しないので長期的な効果が得られます。
ワキ汗の原因となる汗腺の大部分が存在する真皮深層から皮下組織浅層 をマイクロ波を用いて加熱することで、汗腺を焼灼・凝固させ、発汗を抑制します。
ミラドライはこんな方に適しています
皮膚にマイクロ波を照射すると、細胞内の水分子が振動して熱が発生します。また、皮下組織が真皮と異なる伝導性・誘電率を持つため、マイクロ波が皮下組織で反射。 この反射により、汗腺が存在する真皮深層から皮下組織浅層に温度の高いヒートゾーンが形成され、汗腺を焼灼・凝固します。
同時にミラドライ独自の冷却システムにより、ヒートゾーンを真皮と皮下組織の境界付近にとどめて、表皮や真皮浅層の熱損傷を防ぎ安全で効果的なワキ汗治療を行います。
ミラドライの治療回数は基本的には1回です。ただし、重度の方は複数回治療が必要になる場合があります。その場合はカウンセリングにてお話いたします。また、さらに治療をされる場合は、3か月間隔を空けて治療を受けることができます。
■カウンセリング当日処置も可能です。(ご希望の方はご予約の際にお伝えください。)
■治療はトータルで約1時間です。
<STEP1>麻酔
複数箇所に麻酔注射をします。麻酔の効果が出まで約10分ほどでお休みいただきます。
安全性と効果を高めるツーメント法
ミラドライ治療の局所麻酔は、術野全域に麻酔混合液(以下ツーメセント混合液)を多量注入するツーメセント法を推奨しています。ツーメセント混合液を多量に注入することによって、神経を押し下げ、神経損傷のリスクを軽減します。また、高いエネルギーで照射しても神経や筋膜にダメージを与えるリスクを軽減できるため、高いエネルギーレベルでの治療が可能になり、治療効果を高めるとされています。
<STEP2>マーキング
わきを計測し照射範囲をマーキングしていきます。
<STEP3>照射
片わきにつき20~30分照射します。麻酔と冷却システムにより施術中の痛みはほとんどありません。
<STEP4>アイスパックによる冷却
患部を15~20分程度アイスパックで冷却し、施術は終了です。
皮膚を冷却することで、表皮や真皮上層の熱損傷を防ぐため、熱傷や合併症、色素沈着のリスクは妗く、一時的な赤みや腫れなどはありますが、重篤な有害事象は報告されていません 。
外科的な治療では、患部の固定や圧迫などの術後の処置が必要になりますが、ミラドライはそれらの処置が不要で、血腫ができるリスクや術後のトラブルが少ないのも大きなメリットといえます。患者にとっても患部の圧迫固定や通院・入院が不要なため、日常生活に支障がでることはほとんどありません。
※カウンセリング無料
※麻酔代・処置代すべて込み
※自由診療です。公的健康保険は利用できません。
1992年 大宮駅前に大宮スキンクリニックを開設。皮膚科、皮膚形成外科、レーザーの技術を駆使した総合的な美容医学の進歩に勤め注目を集める。その後、新宿他に分院を開設し最先端の技術を取り入れた総合美容医療と患者の立場にたった丁寧なカウンセリングを行うことをモットーとする。
近年、美容外科は日々進歩し、ダウンタイムの少ない方法からメスを使う手術まで治療方法は多岐にわたりますが、形成外科 皮膚科両方の経験を生かし一人一人の患者様に一番適切な治療を行えるよう丁寧なカウンセリングを心がけております。