ワキガの元となるアポクリン腺は第二次性徴が起こる思春期を迎えると発達してきます。最近では小学校3、4年生でこの第二次性徴が起こることもあり、この時期に学校でのいじめなどを気にされ来院される方が多くいらっしゃいます。当院で採用するわきがレーザー治療は、アポクリン汗腺が小さく、皮膚が薄く浅いところにある子供にはとても有効な治療方法です。脇毛が無い状態なのも優位な点です。早めの施術が効果的な治療結果に結びつきますので、臭ったらすぐ、まずカウンセリングにいらしてください。術後のダウンタイム(キズや腫れ)がなく学校生活も普段通りに過ごせます。平日昼間の保護者だけのカウンセリングも多くいらっしゃいます。
汗を出す汗腺は2つあります。全身に分布して身体全体から汗を出し、体温調節の働きをする「エクリン汗腺」と、 わきの下、股間、耳の中 、乳首のまわりなどに特定の場所に集まっている「アポクリン汗腺」です。 「アポクリン汗腺」から出る汗はベトベトと粘り気があり、たんぱく質・脂質・鉄分・色素などから できています。やや黄色味があり、ニオイもあり、汗じみ・黄バミ、そしてわきがの原因となる汗です。
このアポクリン汗腺は皮脂腺と毛穴につながっていて、アポクリン汗腺から出た汗が皮脂と混ざり合い、 さらにさまざまな雑菌が付着して、わきが特有のイヤな臭いになるのです。
つまりアポクリン汗腺自体をレーザー治療で破壊してしまえば、ワキガの臭いを元から改善することができます。また汗も軽減できます。
当院のレーザー治療では、クリーム麻酔(動画参照)のみで注射をすることもなく痛い治療ではありません。施術後の患部は軽い赤み程度(動画参照)でダウンタイムもほぼありません。傷を残すことがなく術後の制限もないので、子供の日常生活の中で治療が行いやすくなりました。
1回の治療で効果を実感される方もいますが、より効果的かつ安定的な治療結果を目指すためにも回数を重ねていただく必要があります。軽度から中等度の症状の場合3~4回、重度や再治療(他院からの)で4~5回の治療が標準的な治療回数です。とくに臭いが気になる場合や各々の目指す治療結果により6回以上治療を重ねるケースもありますが、若年層の場合は概ね終了します。治療間隔は1週間以上空ければ問題なく行うことができ、標準的な治療期間は2~3ヵ月になります。
治療そのものはダウンタイムや施術後の制限がほとんどないので、体育や部活動等の日常の学校生活に支障をきたさず治療を行えます。また修学旅行や運動会などの学校行事の都合がある場合は期間やスケジュールを考慮しますのでご相談ください。
カウンセリング当日処置も可能です。(ご希望の方はご予約の際にお伝えください)
治療はトータルで約1時間です。
メリット | デメリット | ダウン タイム |
子供への 適用 |
麻酔 | 備考 | |
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スキンクリニックの レーザー治療 |
反復施術で広い面での照射治療を行うことにより、アポクリン汗腺を全体的に破壊していき、ムラのない治療ができる。 | 照射の度にアポクリン汗腺にダメージを与える治療のため、複数回の治療が必要。 | ダウンタイムは特に無く、シャワー、軽いスポーツ等は当日から可能です。 | ◎ | クリーム麻酔 | 子供のわきが治療では第一選択の施術となっています。 |
スキンクリニックの PMR法 |
1回の手術でアポクリン汗腺を確実に除去し完全に完治できます。生涯において再発の可能性はありません。 | 傷跡は目立たない程度ですが、カニューレを挿入する数ミリの切開が必要。 | ワキを濡らさなければシャワーは翌日から可能です。圧迫帯による固定と抜糸は1週間後になります。 | × | 部分麻酔 | 大学病院のわきが治療にも採用されている術式で症例数が豊富です。 |
他の照射系治療 | 1回の施術で切らずにわきがの臭いを抑えられる(減臭治療)治療としては効果的です。 | 1~2回の施術ですべてのアポクリン汗腺を破壊することは難しいので、臭いが残りやすいのと再発する可能性も残します。 | 腫れが治まるまで数日かかり、術後のダウンタイムがあります。 | △ | 部分麻酔 or 静脈麻酔 or 全身麻酔 |
ミラドライ、ビューホット、超音波系治療が該当します。 |
他の切除系治療 | わきがの患部を除去する根治手術は、医師の技術が正しければ確実に完治できます。 | 医師の経験不足でアポクリン汗腺の取り残しによる再発、大掛かりな切開手術によるダウンタイム(入院)や傷跡などが残るなど不安があります。 | 圧迫帯によるワキの固定と1週間程度のダウンタイムがあり、抜糸が必要です。入院が必要なケースもあります。 | × | 部分麻酔 or 静脈麻酔 or 全身麻酔 |
イナバ式削除法等切開手術、剪除法による保険治療が該当します。 |
わきがとは、正式には「腋臭症」といい、わきの下から出る臭いで、周囲に不快感を与えてしまうことです。主としてわきの下にあるアポクリン汗腺から分泌された汗の成分が、皮膚の表面の細菌によって分解されたときに、独特の鼻につく臭いを発生します。欧米では多くの人がわきが体質といわれ、単に生理的な現象としてあまり問題にならないようですが、日本では少数派のため、かえってわきがで悩んでいる方が多くいるようです。また、臭いは気にならないけれど、わきの下(手足、顔の場合も)の汗が多く、衣服への汗じみが気になるといった症状を多汗症といって区別しますが、多くの場合、わきがの方には多汗症の傾向があるようです。
【治療の目安】1ヵ月に1~2回/小学生で3~4回、中高生で3~5回が標準的な治療回数です。
※18才以下の方
※カウンセリング無料
※麻酔代・処置代すべて込み
※3回セットは1回目施術より半年が期限になります。
※6回セットは1回目施術より1年が期限になります。
スキンクリニックグループ総院長
石井 良典
わきが臭は、自分では気付かずに周りに不快な思いをさせていたり、自分自身が臭いを気にしすぎていてさほどでもない場合とあります。 体臭は人種によっても異なり、欧米人では70~80%がわきが体質ともいわれますが、日本人はまだまだ体臭を嫌う傾向があるのは否めないですね。 日本人にわきが体質が増えてきた理由は、高脂肪、高タンパク質、高カロリーの肉類中心の食生活が一つ原因にあげられます。現在では日本人の8~10%わきが体質ともいわれています。そして、わきが治療のご相談に来られる方のほとんどが、家族の中の誰かがわきが体質ということです。わきが体質は遺伝します。
自分なりに体臭を抑えるなら、汗をかく部分を清潔に保つ、制汗作用のあるデオドラントスプレー、肉食から魚、野菜中心の食生活にし刺激物避ける等があります。しかしこれらは一時的なもので、わきが体質自体を根治するには専門の治療が必要になります。
病院によって採用している治療の方法は様々ですが、現在に至るまで、わきが・多汗症を完治させるためには、手術という選択肢しかありませんでした。しかし、スキンクリニックでは長年わきが・多汗症治療に携わった経験から、 切らずにレーザーを照射するだけで、わきがの臭いの元となるアポクリン汗腺が破壊でき、汗も大幅に軽減できる治療方法に取り組みました。
切開をしないため患部にキズが残ったり、腫れたりすることがなく、ダウンタイムがありません。 手術後の圧迫や固定をすることなく包帯やテープ(絆創膏)も必要ありません。
わきが・多汗症治療における選択肢が増えたことにより、今まで手術への抵抗で治療を敬遠されていた方にも施術を受けていただけます。
スキンクリニック全国共通フリーダイヤル
0120-58-9696
近年、美容外科は日々進歩し、ダウンタイムの少ない方法からメスを使う手術まで治療方法は多岐にわたりますが、形成外科 皮膚科両方の経験を生かし一人一人の患者様に一番適切な治療を行えるよう丁寧なカウンセリングを心がけております。